デグーのケージに使う床材は、おうちによっていろいろなスタイルがあります。
「木のチップを敷いている」「牧草を敷いている」「金網でやってる」色々なおうちがあると思います。
筆者の家では4年ほど色々な床材を購入していましたが、ケージ数が増えたことで床材をやめて金網の下にペットシーツスタイルに統一しました。
本記事では、結局デグーの敷材には何を使ったらいいの?というお悩みに応えて、敷材の選び方をご紹介していきます!
デグーの足元に敷材を使おう!
我が家では廃止してしまった敷材スタイルですが、ケージ数が1〜2台であれば敷材を使ってあげるのがいいのではと思います。
デグーはケージの中で案外トリッキーな動きをしますから、例えば高いところから飛び降りた時や、急に動いた拍子に、足の爪が金網に引っかかってしまうこともあります。
特に動きの多い若いデグーや、足元のおぼつかない子供デグーには床材が向いています。
また、デグーは自然下で巣穴を掘って生活していますから「何か掘りたい」という衝動が結構ある様子。
掘れない床をシャカシャカしていることはありませんか?
床材はデグーの堀欲も満たしてくれるのでデグーにとって快適な足元と言えるでしょう。
デグーの床材は“金網”か“敷材”
我が家の場合、デグーが3歳以上の年齢に達したことで「もう安全に使えるだろう」という判断から、金網の下にペットシーツスタイルに移行しました。
ケージ3台分の床材よりはペットシーツ3枚の方がコスパが良かったのも嬉しいポイントでした。
▷デグーの足元を金網にして早2年。ケージ地面を金網にする時の注意点まとめ
床材を敷くか敷かないかからお悩みの方は、こちらの記事でさらに比較できます。
▷デグーの足に優しいおすすめ敷き材は?網、床材、樹脂フロアを比較!
デグーのケージに使う敷材にはかなりの種類があり、好みのものを見つけるのがなかなか大変な作業ですが「これだ!」と思うものが見つかってからは、もうそればっかり使っていました。
デグーが床材を撒き散らす?
デグーは床材を掘るのが大好きな子が多いです。そしてなぜかほとんどの場合、ケージの外に掻き出すんですよねえ……。
床材はクッションの役割を果たしてくれますから、デグーが安全というメリットはありますが、はしゃぐタイプのデグーの場合、この撒き散らしには困らされることになるかも。
とはいえ、金網に変えた我が家でも、チモシーやうんちをなぜかケージの外に出したがるデグーばかりなので、どちらにせよ床の掃除は毎日大変ですw
デグーに使える床材のタイプについて
デグーのケージに使う敷材は大変な種類がありますから、「形状×原材料」で考えて選ぶのがおすすめ。
敷材の形状は「粒状タイプ」「チップタイプ」「おがくずタイプ」の3種類がメインです。
粒状タイプは、粉上に近い木屑を機械でペレットのような形に圧縮したもので「ペレットタイプ」とも呼ばれます。
木を凝縮するという手が込んでいる分、他の形状に比べておしっこの消臭効果が高いものが多いです。
チップタイプは、ペレット型よりはやんわりとこよりのように木屑を固めてあるタイプ。
ペレットタイプよりは安価に手に入りますが、ふわっとしている分飛び散りやすい傾向にあります。
ほんとに木を削っただけなのが、おがくずタイプ。
吸水性が高いものが多く、ナチュラルでいいのですが(デグーも割とはしゃぐ)、なぜか少量で売られていることが多く、商品にもよりますがコスパがそこまで良くない印象です。
「形状×原材料」扱いやすさやアレルギーの有無で選んで
先に紹介した3タイプの形状が、デグーに使える小動物床材の主なものです。
ここにさらに「原材料の木は何か?」というチョイスが加わります。
原材料の木の選び方については後ほど詳しく紹介していきますが、アレルギーを持っている飼い主さんは特に原材料に注意して敷材を選びましょう。
また、デグーが敷材にアレルギーを持っていることもあるので、「最近くしゃみが止まらないねえ」というときは、まず敷材の存在を疑ってみるのがいいと思います。
敷き牧草派のデグ飼いさんも!
「なんかよくわからんから牧草を敷くぞ!」という方も良いと思います。
ただ、牧草そのものは水分を吸ってくれないので、おしっこでケージがベタベタになってしまいます。
敷き牧草をする場合は、チップや粒状タイプの吸水性の高い敷材を牧草の下に仕込むようにしましょう。
敷き牧草に使うのは主食のチモシーでもOKですが、敷き用に売られている安価な牧草の方が、バンバン交換できて清潔ですよ……!
敷き牧草におすすめのバミューダヘイ
デグーの敷材の原材料をチェック!
さて、ここからお伝えしていくのは、デグーのケージに使う敷材の原材料の種類です。
一口に「木」と言っても、針葉樹か広葉樹かによって、アレルギーが出ることがあり得ます。
また、「ずっとこれ木だと思ってたけど紙かあ!」みたいなパルプ(紙)製も存在します。
木だと思ってたら紙だった、の場合は、デグーが食べたりしている場合やめさせなければいけません。
とりあえず、スギ花粉症持ちの方は針葉樹はNGですよね。
具体的に商品を挙げながら解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
針葉樹タイプ
針葉樹の敷材で最も多いのがヒノキを使ったものでしょう。
針葉樹は消臭効果が高いことが知られていますが、ヒノキの場合プラスで新築みたいないい匂いもついてきます。
スギ、ヒノキのアレルギーを持っている方は避けた方が無難ですが、「針葉樹タイプの消臭効果を試したい!」という方は、ふわふわ飛び散らないペレットタイプを敷き牧草の下に仕込む方法であれば共存できるかも……。
針葉樹タイプのおすすめ敷材
針葉樹の中でも低刺激なモミの木でできた敷材
広葉樹タイプ
針葉樹タイプよりもやや刺激がマイルドな、広葉樹原料の敷材。
しらかばを使用している商品が多く「低刺激」「低アレルギー」と書かれて販売されていることが多いです。
機能的に消臭効果が高い針葉樹に劣る、ということはなく、どちらかといえば吸水性は広葉樹タイプの方が優れている印象。
オスデグーや多頭飼いなど、おしっこの量が多いケージに使ってあげると効果を発揮してくれるはず。
広葉樹タイプのおすすめ敷材
パルプ(紙)タイプ
漂白前の茶色い紙を使用したパルプ製。
一見して、木屑を固めたタイプかな?という感じに見えることもあるので、購入するときにきちんと確認しましょう。
木でできたタイプに比べて粉塵が圧倒的に少ないのがメリットですが、デグーが食べてしまうことがあるので、勘づかれた場合は即使用中止しましょう。
毒性はないので、少量であればうんちとして出てくれるかもしれませんが、誤飲や超詰まりの原因になりますから、速やかに中止。
パルプ(紙)タイプのおすすめ敷材
デグーの敷材のおすすめの選び方まとめ
敷材の「原材料×形状」がちょっとややこしいので、まとめにお悩み別の表を作ってみました。
お悩み | 原材料 | 形状 |
---|---|---|
アレルギーが心配 | 広葉樹、パルプ(紙) | 粒状 |
おしっこ臭を消したい | 針葉樹 | 粒状、チップ |
おしっこを吸収したい | 広葉樹 | 粒状、おがくず |
散らかさないでほしい | パルプ(紙) | 粒状 |
アレルギーがある方は広葉樹を選ぶか、紙にするか、最終的にデグーが大きくなったら金網か樹脂フロアスタイルに移行することを考えるのがおすすめ。
おがくずタイプは商品によってはかなり吸水性が高いのですが、めちゃくちゃ飛び散るのではしゃぐタイプのデグーに使ってしまうとお掃除がしんどいですw
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