デグーのケージのお掃除は案外手を抜けないものです。
デグーは体から臭気を出すタイプの動物ではありませんが、それなりにおしっこで臭いますよね。
本記事では、デグーのケージ掃除の効率良い手順や尿石などの汚れの落とし方について書いていきます!
デグーケージ何日おきに掃除する?
みんなどのくらいの頻度でデグーのケージを掃除しているものなのでしょうか。
筆者は飼い始める前に色々と調べて「ま、週1かな」という感じで、今までケージ掃除は週1ペースでやってきました。
ペットショップで見かけたデグ飼いのおじさんは「すぐに汚れるから2日に1回は掃除してる」って店員さんに話していて、そういう方もいるんだ〜!って驚きました。
もしかしたら筆者の週1ペースって、結構ズボラなのかもしれません。
マメ掃除をすれば大掃除は週1でOK
ケージ全体の掃除は週1回ですが、部分的な掃除をこまめにちょこちょこやっています。
朝起きるとケージの周りに浴び砂やチモシー、木屑が飛び散っているので掃き掃除。ケージの隅でおしっこをするデグーがほとんどなので見かけたらケージの側面を拭いたり、部屋んぽ中にはえさ箱を拭いてみたり、ステップを拭いてみたりしています。
この辺の作業が毎日掃除にあたりますね。
見かけた汚れをサッと拭く癖をつければ、ケージ自体の掃除は週1でも匂いは気にならないというのが個人的な感覚。
もちろんもっとこまめに掃除したい方もいると思います。サッと拭きの際に消臭効果・尿石ブロック効果のあるウェットシートを使うのがおすすめ。
部屋んぽ中のデグーを見ながら簡単に扱えて、丈夫だし価格も良心的なので、我が家ではもっぱらこれです。
ガシガシ拭けるしこれひとつで固まったおしっこも落ちる
デグーのケージ掃除の手順
我が家では部屋んぽスペースのコード類や壁を保護してあります。
キッチンの方に行かないようにアルカトラズ並みの防壁も作ってあるので、基本はケージの掃除中、デグーは勝手にウロウロ部屋んぽしています。
不安な方は、移動用ケージなどにデグーを移して掃除するのが良いと思います。
掃除用具を触っているとデグーが興味を持って足元に寄ってくるので、踏んでしまったりの事故が起きないように時間はたっぷりかけてのんびりやります。焦ると事故のもと。
ケージの掃除は「上から順番に汚れを落としていく」のが一番効率的。
ハンモックを外す
まずは布系のアイテムを取り外します。
ペレットが隠されていたり、チモシーを持ち込んでいたりするのでしっかり取り除いておくようにします。
我が家では洗面台に水を張り、布系アイテムはしばらくつけ置きしておきます。水がめちゃめちゃ黄色くなりますよ!
ステップを上から掃除
ハンモックを外すとデグーたちは「掃除か!」「掃除だ!」みたいな感じでアップを始めます。
ケージを開けるとピャーっと遊びに行くので、ステップのごみを上段からブラシで払った後「ペットクリン」をかけて1分ほど放置します。
サッと拭きにも使えるし 数分置くとより落ちる
「汚ったね!」というレベルであればステージも取り外して漬け置きしますが、大体ぺっとくりんパックの後ティッシュで拭き取り、うさピカシートで磨いて終了です。
この間、デグーは好き勝手遊びまわっています。
回し車を掃除
回し車は手入れを怠ると器具の寿命が短くなってしまうので、毎週丁寧に拭きあげます。
我が家ではメタルサイレントを使っていますが、回転部を外してウサピカシートで拭き、さらにペットクリンをかけて2度拭き。
回転音が気になるときには、接合部にオイルをさします。オイルは電動髭剃りのシェーバーオイルを使っています。
シェーバーオイルの主成分は、肌に触れても大丈夫な「流動パラフィン」。これは、酸化しにくく水に溶けないオイルで、ベビーオイルにも使われている成分です。流動パラフィンは胃・腸から吸収されることなく、動物への負担が少ないので、猫などの便秘治療に使われることもあります。口からの摂取も浣腸もどちらも大丈夫なのだそう。
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この頃になると、デグーは探検に飽きておやつをもらいに寄ってきます。
ケージ網、ケージ床を掃除
ケージの側面、底網(フロア)の順に汚れを落としていきます(我が家は金網フロア派です)。
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普段はぺっとくりんで汚れをふやかしてから吹き上げですが、尿石が落ちない場合は強めの掃除アイテムを使って完全に汚れを落とします。
天気の良い日にはベランダでガシガシ洗うこともありますが、室内でデグーの相手をしながらの週1掃除では拭きあげメインです。
下の四隅が特に汚いので念入りに。ここまでくるともうデグーは部屋で休みたい感じになってきて、完成していないケージの中に入ってきたりしますから、注意しながら進めます。
トレイの中を掃除
最後にトレイの中を水洗い、四隅の尿石がひどい場合は強めのアイテムで落とします。
ペットシーツを敷いて、新しいハンモックをとりつけ、デグーを回収したら完了!あとは漬け置きしていたハンモックをのんびり手洗いです。
ケージのこんな汚れどうやって落とす?
デグーのケージは「おしっこをふやかして拭き取る」で大体のパーツが綺麗になります。
基本、スプレーのクリーナーと拭き取るタイプのシートがあれば毎日掃除は事足りると思って大丈夫。
基本の掃除はこの2つでいける!
しかし中には「ここ無理じゃない?」「汚れ取れなくない?」と諦めたくなる場所もあると思います。
筆者は本当にものぐさなので、できれば見て見ぬ振りしたくなってしまうのですが、結局はいつか自分でやらなければならないので、最初から頑張るのです……!
白く固まった尿石
ケージのトレイや網の隅などの白く固まった汚れは、デグーの尿石です。文字通り石のように固まって削っても落ちないし、無理にするとアイテムも傷みます。
尿石の正体はカルシウムが凝固したもので、クエン酸で除去することが可能です。
尿石部分に水をかけ、市販のクエン酸の粉をパラパラしてから3分ほど放置して拭き取るとピカピカになります。
網目のおしっこ
ケージの側面の尿石や、ひどすぎる尿石汚れには泡タイプで噴射されるうさピカがおすすめ。
クエン酸粉末に比べるとやや高価ですが、一本持っておくとかなり便利です。「あの苦労なんだったんだよ」というくらい簡単に落ちてくれます。
うさピカの場合もしつこい汚れは噴射してから数分待つのが効果的ですが、普通の尿石であれば放置しなくてもサッと拭けば綺麗になります。
削らないと取れない尿石もスッキリ!
木製ステップ
デグーケージの木製ステップの“どこ”が一番汚れるかといえば、カクッと曲がった角のところじゃないでしょうか?
おしっこするならサッと拭ける手前にしてくれれば良いのに、角のすみでおしっこしたいデグーはいます。
古い歯ブラシなどで洗うのがおすすめですが、手を使わず他の掃除の合間に綺麗にしたい時は“漬け置き”がおすすめです。汚れが滲み出てくれるので、頑張ってこするよりも綺麗になったりしますよ!
ステップを外したらぬるま湯を張った桶に〜30分くらい漬けておきます。水がすごい色になりますので、余裕があれば2〜3回変えると良いです。
半日とか、あまり長くつけすぎると接着剤が溶けて、バラバラになってしまうことがあるので要注意。つけ置きの後ブラシで軽く擦って乾かせば、あら不思議。ステップがデグ臭から解き放たれているではありませんか……!
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