デグーペレットおすすめ10種類を徹底比較!成分表を見て良品を選ぶ方法について

デグーペレットおすすめ10種類を徹底比較!成分表を見て良品を選ぶ方法について

みなさん、おうちのデグーにどんなペレットをあげていますか?

今回は、数あるデグーペレットの選び方、さらにデグーがペレットに飽きないようにする方法をご紹介していきます。

また、デグーペレット10種類の成分や価格の比較もしていきます!

degubase筆者情報



目次

デグー専用フードは年々増えていますね!

飼い主がデグーを飼い始めた頃、国内で買えるデグーペレットは5種類くらいでした。しかし、デグーがペットとして普及するにつれ、ペレットもいろいろ登場しはじめました。

とっても良さそうなものから、中には栄養的にヤバそうなものまで様々。

デグーの生態はまだまだ知られていないことが多く、「デグー用」と書かれた商品でもきちんと成分を確認して購入するのがおすすめです。

そのペレット、チモシーかアルファルファか

特に、ベースが「チモシー」なのか「アルファルファ」なのかは結構重要だと筆者的には思います。

デグーの主食は牧草です。チモシーとアルファルファはどちらも牧草ですが、含まれる栄養素がかなり違います。
まず、チモシーはイネ科の植物、アルファルファはマメ科です。

チモシーは牧草としても不断給餌(食べ放題!)できます。一方、アルファルファは嗜好性が高くて食いつきがいいけど、高カロリーなんですよね!

食欲不振や成長期のデグーの栄養補給には最適ですが、アルファルファでできたペレットを毎日たくさんあげてしまうと、糖質・脂質過多がデグーの負担になります。

「アルファルファベースのペレットはNG!」ということではなく、バランスよく取り入れてあげるのがいいと思います。
アルファルファのペレットは食いつきがいいですから、デグーも食べてて幸せなんだと思います。

また、妊娠中や老年期など「食事回数は増やさず、効率よく栄養を取りたい」という時にも、アルファルファベースのペレットはおすすめです。

デグーペレットは数種類をローテーションがおすすめ

お気に入りのペレットを見つけると飼い主も嬉しくて、ひとつの種類のペレットをあげ続けたくなってしまいますよね。
孫が来るたび同じ好物を用意するおばあちゃんみたいな気持ちw

しかし、草食で粗食というわりに結構グルメなのがデグー。
同じペレットばかり続くことで飽きてしまいペレットを食べなくなることがあります。

「急にペレットを食べなくなった」という困り事はよく聞きますが、病気が原因でなければ “飽きている”ことがほとんどです……。

我が家では、デグーにあげるペレットを2〜3種類常備しています。
使われているベースの牧草を確認して、偏らないように……。

色々食べさせて食事に飽きさせないのは偏食防ぐポイントです。
デグーに喝!“食べないペレット”捨てる前に試しておきたいテクニック集

デグーの食事のルールを確認しよう

けっこう制約が多いデグーの食事。

デグーペレット10種類を比較する前に、ここでデグーの食事の基本ルールをシャシャっとおさらいしていきましょう!

商品紹介は後半にありますので、飛ばしたい方はスキップしてくださいね!

糖質・脂質オフが基本!

デグーは糖分の分解が不得意で、糖尿病になりやすいと言われています。近年の研究では、「全く糖を分解できない」のではなく「糖の分解がものすごくゆっくり(苦手)」なのではと言われています。

もう少し研究が進むとさらに色々なことがわかるのでしょうが、どちらにせよ糖や脂のあげすぎは禁物です。

なるべく自然に近い食事を与えつつ、野生下の倍以上の寿命であるデグーに必要な栄養をペレットで補ってあげましょう。
(デグーは野生下では2年程度の寿命、飼育下では5〜8年生きます)。

脂質は肥満の原因になります。
デグーの肥満は運動不足を助長し、運動不足は病気の原因になります。

一度太ったデグーを痩せさせるのはとても大変ですから、日頃からカロリーには気を使ってあげるのがいいですよ!

補ってあげたいビタミンとミネラル

草と水で暮らせるデグーですが、デグーペレットの多くにはビタミン、ミネラルなどの栄養素が添加されています。

デグーの自然界での寿命は長くても2年くらいなのだそうです。捕食されてしまったり、好きなものばかり食べてしまうのが理由だと言われています。

そう考えると飼いデグーの寿命5年〜8年は、長寿ですよね。
デグーの晩年の健康まで意識するのであれば、身体を組織を作ったり炎症を抑えてくれる栄養素も補給したいところです。

オメガ3やカルシウム入りなど色々ありますが、偏らないようにバランス良くが基本。
栄養過多になると尿の色が変わってしまうこともあります。

食物繊維・乳酸菌で腸内環境をキープ!

デグーに気をつけてあげたい「消化器系のトラブル」。
小動物のデグーは下痢になれば脱水症状、便秘になれば腸詰まりと、小さい体にすぐに影響が出ます。そして消化器の病気の多くが命に関わります。

日頃からデグーのウンチを気にすることは結構大切。
チモシーには食物繊維がたっぷり含まれていますが、ペレットに食物繊維が含まれているものもあります。
これも摂取が多すぎると反対に便秘の元になるので、適度にあげましょう。

また、おすすめが乳酸菌入りのペレット。おやつにたまにあげることで、腸ケアしてあげるとデグーもハッピーです。

部屋んぽおやつにぴったりの健康志向ペレット
タンポポに含まれるカリウムには利尿作用があり、余計なカルシウムを排出してくれる効果があります。気にしてあげたい整調効果も、乳酸菌入りでカバー

デグーペレット10種類を比較!

ネットで購入可能なデグーペレットを10商品ピックアップしてみました。

あとで個別に紹介していきます!
特徴を一覧表にまとめてみましたので参考にしてください。

ひと目でわかるデグーペレット一覧表

商品名 メーカー ベースの牧草 糖分 内容量 100gあたりの価格
ウェルバランス 三晃商会 チモシー オリゴ糖 400g 131円
本体価格(525円)
デグープラス 三晃商会 チモシー 食物繊維状多糖類 600g 122円(734円)
Fラボデグー専用フード 日本配合飼料 チモシー
アルファルファ
オリゴ糖 400g 335円(1,343円)
デグーセレクション イースター チモシー
アルファルファ
ステビア抽出物(甘味料) 400g 196円(784円)
デグーテイストプラス ナチュラルペットフーズ チモシー
アルファルファ
ぶどう
パパイヤ
りんご
220g 220円(484円)
ひかりデグデグ キョーリン アルファルファ 不使用 400g 165円(663円)
デグープレミアムフード シンバイオティクスブレンド ジェックス アルファルファ 不使用 500g 238円(1,194円)
大地の恵み La Terra デグーフード コジマ アルファルファ オリゴ糖
(表記は不使用)
400g 269円(1,078円)
medimal デグーフード メディマル チモシー
アルファルファ
オリゴ糖 500g

314円(1,573円)

vitapol プレミアム デグーのための総合栄養食
生きた幼虫が入っていた、偏食になり体重が急減したなど、評判が良くない商品ですので本サイトでは紹介を控えることにしました…!
ペッズイシバシ アルファルファ カボチャ
ドライポテト
750g 230円(1,726円)
チモシーのきわみ ハイペット チモシー 糟糖類
にんじん
400g 330円(1,320円)

※価格の()内は、本体価格。2019年の楽天市場での価格を参考にしました。
成分はリニューアルで変更することがあるので、購入するときには改めてチェックしてくださいね!

さすがにデグー専用ペレットでゴリゴリに砂糖が使われているものはないみたい。ただ、フルグラっぽいペレットは要注意です。
フルーツやじゃがいもフライなど(!)が入っている場合があり、それらがグッと糖質・脂質を上げています。

オリゴ糖は糖分ではありますが、お腹の健康をサポートする役割があります。ヨーグルトとかにも入っていますよね。甘味料の役割について調べた記事はこちらです。
デグーのペレットに含まれる糖分の種類を解説!オススメ甘味料はこれ!

アルファルファベースのペレットは食いつきが圧倒的にいいはず。
美味しいですからね。成長期が過ぎたらなるべくチモシーベースをメインのペレットに据え、アルファルファベースはプレミアペレットに据えることで肥満と偏食を防ぐようにコントロールしてあげるのがいいと思います。

続いて、それぞれのペレットを詳しく紹介をしていきます!

【ウェルバランス】

カラフルなビジュアルのわりに健康志向なペレット。
ベースのペレットはチモシー。さらにオーチャードグラス、イングリッシュライグラス、スムースメドーグラスなどの野草も含まれています。

時折カボチャやビーツがまるっと入っているので、これはおやつとしてバランスあげるのがおすすめです。

高カロリーな穀物は使わないようにしてくれているようです。
「これひとつで偏食防止できるように色々入れてます」ということで、偏食をしはじめてしまったデグーに色々食べる経験をさせるために試してみると良いかも。

ただ、体調不良の時用に、もうひとつくらい消化に良い柔らかめ、原材料がシンプルなペレット(デグープラスとか)を常備しておきたいところですね。

いろいろ食べる経験をして偏食を防ぐ!
ハッピーな乾燥野菜と健康志向のペレットの詰め合わせ。単頭飼いだけどいろんなものをあげたい飼い主さんにおすすめ!

【デグープラス ダイエットメンテナンス】

コスパのいいペレット、ダイエットメンテナンス。
「これ食べとけば健康かな」と、我が家では長い間メインペレットにしています。

ベースはチモシー。アルファルファミール、オオバコ、タンポポなどのおやつ草も含まれていて、食いつきをよくする工夫がされています。オオバコやタンポポは消化・吸収を助ける効果もあります。

安定型ビタミンCが入っているのが特徴ですね。
部屋んぽが少なかったり、日照不足のデグーにもおすすめ。

使用されている「食物繊維状多糖類」という甘味料は、肥満になりにくい性質のものなのだとか。

原材料が少ないのも安心ポイントなんですよね。あまりにも色々入りすぎていると、体調不良の時に何が原因なのか分からなくて困ってしまったりするので……。

シンプル・イズ・ベストな優等生ペレット!
ビタミン、ミネラル、アミノ酸が入った優秀ペレット。カロリーが必要な時期でなければどんなデグーにもおすすめ!

【Fラボ デグー専用フード】

わりと最近登場したペレットですね。
ベースはチモシーとアルファルファ。

表記から見ると、半々くらいの割合なのかな〜という感じです。
コエンザイムQ10やグァバ葉粉末、プロポリスが配合されています。なんだか人間の健康食品みたいですよね。値段もお高め。

色々入っていますが、基本のビタミン各種やミネラル類もきちんと押さえてくれています。

植物抽出発酵エキスには尿の匂いを軽減してくれる効果があるのだそうですよ。これ以外にも、ユッカが配合されたペレットは尿の匂いを抑えてくれます。
デグション臭いな……とお悩みの方はペレットから見直してみるものいいかもしれませんね。

下手な人間より栄養取れるペレット!
コエンザイムQ10やグァバ葉粉末・プロポリスなど、これまでのデグーペレットには見られない栄養素が入った新登場ペレット。

【デグーセレクション】

成長期のデグーや食欲不振のデグーにおすすめのムキムキペレット。
かなり栄養満点なので、成体デグーにあげるときは量を気をつけないと太ってしまいます。

主原料はチモシー。アルファルファも入っています。
ビタミンとミネラルを「強化配合」しているのが特徴で、オオバコ、タンポポ、乳酸菌も入っています。

妊娠中や成長期など、栄養がいっぱい必要な時期にあげるのがオススメ。パーフェクト・プロテインペレットですね。

消化機能が落ちているデグーにはちょっと重いかもねって思います。

プロテインペレット!
あえてカロリー高め、ビタミンミネラルが強化配合されたチョコバー的ペレット妊婦や食欲不振のデグーに

【デグーテイストプラス】

「タンポポのペレット」「オオバコのペレット」など、乳酸菌入りのおやつペレットシリーズがいい感じのブランド。

テイストプラスはメインのペレットにはちょっと嗜好性高いかもしれません。ペレットにリンゴが添加されていたり、小麦粉が使われていたりしますからおやつかな。
デグーは大喜び、部屋んぽ中に飼い主さんの目を盗んで食べそうなペレットです。

他シリーズと同じくテイストプラスにも乳酸菌が入っているので、部屋んぽ中におなかケアしながら仲良くなれそうです!

乳酸菌入りおやつペレット!
おやつペレットに最適。いろんな食材が入っているので部屋んぽ中に偏食防止のトレーニングができちゃう!

【ひかりデグデグ】

クセになる歯応えで一世を風靡した「ひかりデグデグ」。
かなり固いのでデグーのストレス解消にもってこい。奥歯が削れてくれるので、歯の健康も助けてくれます。
高齢デグーにはちょっと噛むのが大変かもしれませんね。

「ひかり菌」というメーカー独自の善玉菌、ビタミンC配合、消臭効果のあるユッカ、さらに糖類不使用と完璧なスペック。

ベースがアルファルファなので、別でチモシーベースのペレットも用意してローテーションしてあげるのがオススメですよ!

我が家で大活躍のサブペレット!
アルファルファベースのカリカリ歯応えペレット!尿臭防止効果のあるのユッカ配合がポイント。

【デグープレミアムフード シンバイオティクスブレンド】

おなかの健康に特化したペレット。
草食動物の腸にいる特有の善玉菌、その善玉菌を活動させるための菌が一緒に配合されています。

さらに、デグーの母乳に含まれる免疫成分「ヌクレチオド」が配合されていて、これは代謝を高める効果があります。製品サイトによると、換毛期がうまくいかないデグーにおすすめなのだそうです。
デグーの脱毛は正常?換毛期の過ごし方と皮膚の病気のセルフチェック方法

換毛期はとても体力使いますから、サポートできるペレットが心強いですね。
ビタミン、ミネラル類が添加されていて、アルファルファベース。サプリメント的にサブペレットとしてあげるのがいいと思います。

腸内環境と代謝機能を整えるペレット!
新バイオティクス入りでお腹のサポートに特化。代謝に良い配合なので、換毛器のデグーにおすすめ。

【大地の恵み La Terra デグーフード】

これも新ペレットですね!グルテンフリーの健康志向タイプ。
オリゴ糖とフルーツの食物繊維が添加されています。

ベースの牧草はアルファルファ、さらにビタミンCも配合されています。
でもこの感じなら「デグーセレクション」とか、もう少しコスパの良いペレットが他にありそうって思っちゃいますよね……。

しかし、リンゴやバナナなどフルーツ入りのペレットはデグーの食いつきに定評がありますから、「ペレット食べないなあ」とお悩みの飼い主さんの突破口になるかも……!

ビタミン豊富なフルーツペレット!
アルファルファベース、フルーツ食物繊維配合の美味しそうなペレット。安定型ビタミンCをはじめ、ビタミン類が豊富に添加されています。

【medimal デグーフード】

これ、人気ありますね!メディマルのペレット。
オーツ麦や大豆が入っていて、デグーの食いつき抜群!あげすぎ禁物ですが、適量ならいいですよね〜!

ビタミンC、天然ビタミンE、プレバイオティクス配合でおなかの健康をサポートしてくれます。

イギリス輸入品で、時期によって価格にばらつきがあるのがややネックかも。
保存料や着色料が使われていないのは安心できますね。高齢デグーをベタ可愛がりしている筆者、亜麻仁が入っているのもイイ!って思ってます。

亜麻仁に含まれるオメガ3脂肪酸は、皮膚や臓器・眼球の炎症を抑えて健やかに保ってくれる成分です。
取り替えが効かない(手術も難しい)小動物のわがままボディを支えてくれる、オメガ3……。

ちなみにペレットは2種類入っていて、カーブしているのがチモシーベース、短いのがアルファルファベースなのです。ほっとくとしれ〜っと短いのばっかり食べますよ!w

価格以外は全部いい感じの良バランスペレット!
オーツ麦、大豆入りのうまうまペレット。オリゴ糖でお腹もケア。

【チモシーのきわみ】

ウサギ用として販売されているのですが、チモシーの代用品として与えられるペレット。

原材料は牧草(チモシー)・糟糖類・にんじん・食塩・乳酸菌とシンプル。粗挽きのチモシーが便通をよくしてくれるので、偏食でチモシー嫌いになってしまったデグーのトレーニングにもおすすめです。

デグーペレットにはない長さでなんだか新鮮ですよ。
「よいしょ」って持つ姿がかわいい。ポテロング感があります。グルテンフリーも高ポイント。

牧草より扱いやすいので忙しい時にサッとあげられて便利!
チモシー嫌いなデグーのトレーニングに最適な牧草代用ペレット。チモシーアレルギー持ちの飼い主さんにもおすすめ!

イケてるデグーペレットは見つかりましたか?

人気のデグーペレットを紹介してみました!
どうでしょう……イケてるペレットには出会えましたか?

ペレットの添加物は、商品によってさまざま。どれがいちばん!というよりかは、バランスよくいろんなものを食べさせてあげるのが健康の近道なのではないかと思います。

我が家にのデグーたちがメインで食べているペレット6種を紹介した記事もありますので、参考にしていただけると幸いです。

みんなしてツヤッツヤでこれまで誰も一度も病気したことがないのですが、ひかりデグデグとデグープラスの組み合わせが合っているのかなと思います。
デグーにおすすめのペレット6選!ベースの牧草に注目

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