高齢デグーとの過ごし方。加齢で起きるデグーの変化と寿命までの介護

高齢デグーとの過ごし方。加齢で起きるデグーの変化と寿命までの介護

今回は、高齢デグーとの生活や加齢による変化について書いていきたいと思います。

我が家の始祖デグーが6歳半を超え(2021年)、デグーの加齢を近くで見てきた筆者。
最近は「いつか介護が必要になるのかな」なんて不安を感じることもあります。7歳、8歳と老いていくデグーとどう過ごしていこうか、自分の忘備録を兼ねて書いていこうと思います。

同じように悩まれている方、「ふーん」という気持ちで読んでいただけると幸いです。

本記事では、加齢することで起きるデグーの体の変化、寿命までの過ごし方についてまとめてみました。

degubase筆者情報



デグーの寿命は5〜8年

デグーの寿命は平均して5〜8年と言われています。
日本でも飼育方法が確立されつつあり、もっと長生きするデグーも増えてきています。ちなみにギネス最長記録で“14歳のデグー”というのが登録されていますよ!夢がありますよね〜!

デグーの1年が人間の10年と考えると老化のスピードが想像しやすいと思います。
ざっくりですが、3歳のデグーなら人間で大体30歳くらい、5歳なら50歳……というような感じです。

デグーにはアグーチ、ブルー、パイドなど毛色パターンがあります。最近ではサンド(チキンナゲットみたいな色!)ブラックなどの新色デグーもペットショップに並ぶようになりました。

毛色によって平均寿命が異なるという裏付けはありませんが、アグーチカラーのデグーがより野生に近いため丈夫なのでは?と言われることもあります。
デグーの寿命はどのくらい?長生きしてもらうために大切なポイントまとめ

デグーの高齢期は何歳から?

「デグーは具体的に何歳から高齢期に入るのか」という疑問ですが、これも人間の加齢のタイミングで想像するとしっくりくるな、と思っています。

3歳(人でいう30歳)くらいからなんとなく体に脂肪がつきやすくなってきて、4歳(人でいう40歳)くらいから運動量が減ってくる……、という感じ。

5、6歳になると加齢による病気を発症するデグーも出てきます。

個体差はありますが、2〜3歳の青年期を過ぎたら、緩〜く老化が始まるものと考えておくのが良いと思います

あまり過保護にするのもデグー本人のやる気が削がれる懸念がありますが、餌を食べやすい状態にしてあげたり、ケージ内を動きやすくしてあげたり、デグーの年齢にあわせて飼育環境を変えてあげる必要があります。

高齢デグーの体には何が起きる?

ここからは、高齢デグーにどんな加齢現象が起きてくるのかを紹介していきます。

我が家の始祖デグーも、例に漏れず3歳半あたりからおっさんぽくなってきました。

筆者が今までに調べたことと育てながらの経験、どちらも交えながらデグーの歳のとり方のことを書いていこうと思います!

デグーの30代(3〜4歳)

「外出たい出たい!」「ワア!なんだこれ!!」の子供時代を経て、精神的に落ち着いてくるのが3〜4歳。
個体差があると思いますが「あれだけ強欲で活発だったデグーがなんだか急に『スン』と悟り出した」、と感じている飼い主さんも多いと思います。

この頃になると成長期はすでに終わっているので、子供時代と同じような勢いで糖質、脂質を取りすぎると栄養過多で体調を崩すデグーもいます。30過ぎたら腹八分目、人間も一緒ですよね……。

安定していた歯の状態がここにきて傷み、変化してくるデグーもいます。

そのため歯の伸び方や呼吸音などにも気をつけたい意外と大事な時期。
デグーのケージかじり対策!うるさいだけじゃなく歯に悪いから本気でやめさせよう

デグーの40代(4〜5歳)

わかりやすい“老化”がみられるようになるのが、4〜5歳です。
日中でも動き回る時間が短くなり、寝ている時間が増える傾向にあります。

メスデグーは妊娠・出産が体力的に辛くなってきます。命に関わるので、この年齢になったら繁殖させるのは避けてあげるのがベターです。

4〜5歳って、まだ毛並みがツヤツヤしていてそこまで「老」って感じがしないのですよね。だから動きが鈍くなるとちょっとびっくりしてしまうのですが、病気とは限らず「普通に歳をとった」という可能性もあります。
我が家がそうでした。

便の状態や呼吸音、食欲などから健康状態を日々チェックすると安心です。

特に単頭飼いの場合は、この頃には運動量が減ってきます。高カロリーのおやつは少しずつ控えめにしてあげるのがおすすめの年齢なのです。

いきなり「キミは歳だからもうヘビーなおやつは無し!」ではなくて、なんとなくヘルシーを長期スパンでやってあげると、本人も慣れて諦めてくれますw


デグーのおすすめおやつ図鑑!我が家の市販のおやつを公開

デグーの老年期(5歳〜)

ベタ慣れデグー

5〜6歳くらいになると、見た目にもわかりやすく高齢デグーの雰囲気を醸し出してきます。

硬いペレットを渋るようになったり(歯があんまり頑張れないのかな)、うしろ足で体重を支えきれなくてコロンと転ぶことも。
アクロバティックな動きが困難になってきますから、ケージ内に補助ステップを増やしてあげるのがおすすめです。

といっても、あまりにも木製ステージだらけにしてしまうと今度はケージ内に動く場所がなくなることもあるので様子を見ながら……。

老年期のデグーの足腰をサポートするのは大切。でも足の踏み場がないと運動不足を助長するので注意。

また高齢デグーは、聴覚・嗅覚・視覚が衰えてきています。その不安からか、高齢デグーは寂しがりやになるように感じます。

我が家のデグーも4歳くらいの頃「肉球噛み」をするようになった時期がありました。

なるべく時間を決めて構ってあげるようにすると、ストレスによる毛毟りなどを和らげてあげられるのでおすすめです。

デグーを介護する日が来るかも

これまで大きな不調もなく、毎日元気な我が家の始祖デグー。「ある日、コロっと…」が理想だな、と思いつつも、近い将来介護が必要になることもあると思います。

高齢デグーの介護経験、最近よく見かけるようになりました。これから経験することなので、すごく勉強になります。
デグーがペットとして日本に上陸したタイミングで飼い始めた方が、ちょうど介護・看取りの時期にきているみたい。

デグ飼いさんの介護経験談、さらに高齢デグーが体調不良の時に筆者が行っている対処法を併せて“デグーの介護方法”をまとめてみました。

食欲がなくなったらどうする

デグーは加齢とともに食が細くなってきます。
なるべくチモシーを食べてもらいたいので、固い1番狩りを渋るようになってきたら3番狩りなどのソフトチモシーを試してあげるのがおすすめです。

「シニア用」としてソフトチモシーのショートタイプが売られていますので、試してみるといいかも。

“ひかりデグデグ”などの固いペレットが噛めなくなってくるデグーもいます
どうしても、という時にはお湯で柔らかくふやかして与える方法が一般的。しかし、湿ったものが嫌いなデグーには小さく砕いたペレットをあげるという方法もあります。

我が家でも、たまに練習で粉ペレットを食べさせる(舐めさせる?)ことがあります。

  • チモシーは柔らかい3番狩りまで試す。アルファルファも混ぜたり
  • ペレットが食べられなくなった時のために柔らかいものを食べる練習をする
我が家の神草。チモ嫌いの老デグが食べる!
甘やかせすぎてチモシー偏食になってしまった我が家の始祖デグーがモリモリ食べてくれる神チモシー!5kgの箱で買っています!
ものすごく食べてくれるけど、高い…
高級チモシー、食いつき抜群!ほぼ必ずおまけのおやつがついてきます。セール時にまとめ買いがおすすめ!

便が細くなったらどうする

うんちの状態はその日の体調によってかなり変動します。
細いうんちが長期間続くようであれば、腫瘍が腸を圧迫している可能性もあるので病院にGO

元気なテリテリうんちを出す頻度は、高齢になるにつれ下がってくるなあという感じ。

オオバコの葉は便通に効果があるので、おやつに与えてあげるのがおすすめ。「オオバコはあんまり好きじゃないみたい」というときは、ベジドロップのオオバコをおやつにしてあげるのがいいですよ!

我が家の始祖デグーはオオバコのベジドロで何度かうんちの不調を乗り切っています。

  • 細便がずっと続くようなら病院へ
  • オオバコをおやつにあげるとうんちが滑りよく出てくることも

給水ボトルが使えなくなったらどうする

「高齢のデグーは給水ボトルが使えなくなる」。一番危惧される状況ではないでしょうか、水が飲めないって。

水気を含ませたエサを定期的にシリンジで与え、そこから水分をとってもらう、のが介護方法とのことで、8歳以降のデグーによく見られるように感じます。

加齢から腸機能が落ちて下痢症になり、そこから急に水が飲めなくなるということもあるようです。

物理的にデグーが届く位置に給水ボトルがあるかも確認してあげるのがおすすめです。
後ろ足で経つのがしんどい高齢デグーは多く、水が飲み辛いことから便が硬くなる、ということもあるみたい。

「どのくらいまで立ち上がれるのか」を定期的に見て、給水ボトルを使いやすい位置に保つようにしたいですね。

  • まずは給水機の位置を確認
  • 練り餌や流動食から水分を取るようにする

白内障になったらどうする

白内障といえばデグーの糖尿病の症状で知られています。しかし高齢デグーは糖尿病でなくても白内障を発症するデことがあります。

瞳の中心が白くなることで気がつくパターンが多いようで、視力の回復は望めません。

白内障になっても耳や鼻、ヒゲを使って意外と不自由なく生活しているデグーが多い印象なのが勇気づけられます……!

白内障でなくても高齢期に入って足腰・視力が不自由になってきたら、ケージのレイアウトは固定してあげるのがおすすめです。
彼らは「ここに足場がある」と信じて飛ぶので、思わぬ怪我の原因になることもあります

あとは「頑張って飛んで無理だった」とか。腰や頭から落ちると大変なので、3歳以降のレイアウト変更は慎重にしてあげるのがいいと思います。

  • 糖尿病でなくても加齢による白内障は起きる
  • ケージのレイアウトは派手に変えず怪我を防ぐ工夫をする

怪我をしやすくなったらどうする

高齢デグーは骨や関節が弱くなるので、若い頃に比べて怪我をしやすくなります。
1〜2歳くらいの頃はちょっと落っこちてもケロッとしていたのに、3歳過ぎると低い段差で足を挫きやすくなったり。

丸くなっているときなどに後ろ足が収まり悪い感じがみられたら、ケージの出入りやケージ内の昇降に無理がないか確認してあげましょう。

ケージから出すときは飛び降りなくて済むように手に乗せてあげるとか(我が家では手に乗らないので100均のまな板ですw)、階段やゆるい坂を作ってあげたり工夫します。

運動不足は避けたいのですが無理すると怪我につながりますから、見極めが難しいポイントですね……。

  • 無理な動きと運動不足の見極めを頑張る
  • 1〜2歳の頃よりは身体能力が落ちていることを心得る

いつか来るデグーの最期を看取る日

我が家でもおそらくあと2〜3年以内には始祖デグーを看取る日が来ます。

彼が体調を崩せば通院、介護ということになると思いますが、筆者個人的にはデグーのメンタルケアを最も重視したいなと考えています。

病院では注射や流動食の処方、酸素吸入など多くの処置をしてもらえるようです。
頑張って闘病して元気になっていくデグーをSNSなどで見ると「よかったねえ!」と心から思います。

その一方で、我が家で高齢デグーをみていると、自然界ではデグーの寿命が2年程度と言われていることを思い出します。天敵に狙われ、人間の管理が無い状況での2年。これで野生のデグーは「ヒュー!全うしたー!」って亡くなっていくわけですよね。

じゃあ5年以上生きた飼いデグーって、自然界から見れば長老だな、と。
うまく言えないのですが、結果的に期間が短くなったとしても、最後まで“楽しかった1日”が多い看取りをしたいな、と考えているこの頃なのです。
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