デグーの寿命 はどのくらい?長生きしてもらうために大切なポイントまとめ

デグーの寿命 はどのくらい?長生きしてもらうために大切なポイントまとめ

今回は、“デグーの寿命”について書いていきたいと思います。というのも、我が家の始祖デグーが6歳を迎えまして「そろそろ心の準備をしておくか」みたいな雰囲気になってきているのです。

そこで本記事では、平均的なデグーの寿命についてのお話、死因になりうる要因、最後にデグーに長生きしてもらうためにわたしたち飼い主ができることについて考えてみました。

degubase筆者情報

デグーとは

デグーは見た目通り、齧歯目に属します。ネズミの仲間ですが、デグーにより近いのは同じヤマアラシ亜目のチンチラやモルモット。チンチラとは野生下で巣穴を共有することもあるようですよ。しっぽが長くて、リスみたいにちょうど良いサイズ感で、オレンジの歯が可愛いんですよね。

齧歯目の中ではかなり知能が高く「可愛がられてんな」という自覚が芽生えると、人にもよく懐きます。小さい割に本当に頭がいいので(人間の3歳児並みの知能という説も)、嫌なことをされたら相手のことを記憶して根に持ったり、ちょっと芸をしてみたりと「学習行動」ができます。

さらに、自然界では10匹前後の群れで生活するデグー達(かわいい!)。15種類以上ある鳴き声でコミュニケーションを取っていて、寂しい時にも寂しげに鳴きます。本当は1匹よりも多頭飼いがいいんですよね。単頭の場合、人間が適度にかまってあげないと、孤独がストレスにつながることもあります。

デグーの寿命はどのくらい?

デグーの飼育書によれば、彼らの寿命は5~8年。このことはすでに知っている方も多いと思います。個体によっては10年以上生きた例もあるそうで、ほんとミニサイズにしては賢いし長生きなんです。

ちなみに、この5~8年という寿命の目安は“飼育環境下”でのお話。自然界ではデグーは捕食対象ですから、生きても2年くらいなんだそうです。

糖分の代謝が苦手な割に甘いものが大好きで、自然界のデグー達はブドウの木を見つけると群れのみんなして「きゃー!」って食べに行ってしまうんだそうです。そうして糖尿で亡くなることもあるのだそうですよ。切なかわいい……。

食事を管理して、天敵のいない飼育下で、5~8年生きる
危険や誘惑がいっぱいの自然界では、2年生きれば大往生

デグーの死因を考える

デグーに限らず小動物の死因は、これ!と決めることが難しいと言われています。小さな不調がきっかけになって、リカバリーしようとするうちにあちこち悪くなって……、というパターンもよくあります。高齢の場合はそれを病気と捉えるか、老化と捉えるか、わたしたち飼い主のそれぞれの感覚ではないかな、とも思います。

高齢デグーとの過ごし方。加齢で起きるデグーの変化と寿命までの介護

ここではデグーの死因としてよく見かける要因、さらに我が家での経験を交えて「デグーの死につながる要因」についてあげていきたいと思います。

歯の炎症がデグーの死因につながることも

先にお伝えした「小さな不調がきっかけになって、リカバリーしようとするうちにあちこち悪くなって……」の典型だと感じるのが、歯の炎症です。齧歯目によくある歯の噛み合わせトラブルは「不正咬合」と呼ばれます。

不正咬合がひどくなると、運悪く鼻腔を圧迫し、本来は鼻呼吸のデグーが口呼吸になってしまうことがあるのだそう。すると空気を飲み込みやすくなり、腹部が膨張。ガス過多や消化不良になり、命を落としてしまうこともあるのです。

ケージ噛みって、結構どんなデグーもすると思います。ただ、歯が成熟する前の1歳未満までは金属噛みを注意してあげた方が良いでしょう。反対に柔らかいものばかり噛んでいることで、歯がうまく削れず不正咬合になることもあるので、齧れる木を一緒にしてあげるのがおすすめです。

子供や老デグ、体温調節が苦手なデグーたち

デグーは人と比べて体が小さいので、温度の変化にうまく対応できないことがあります。特に“急激な温度変化”についていけない場合が多く、季節の変わり目や、特別寒い日・暑い日には命を落とすことがあります。

多頭飼いの場合デグ団子になったり、仲間がいるという心強さである程度は環境の変化のストレスを緩和することができます。やっぱりひとりの場合「どうしよう…」みたいな感じで、気持ちから弱る傾向にあるように感じます。

特に生後1年未満の子デグは毛が薄いので、ケージ内の温度管理は注意が必要。さらに5歳以降の老デグも、抵抗力が下がってきていると考えて、こちらで特別気をつけてあげる必要があります。

あと、年齢問わず注意すべきなのが換毛期。毛の生え替わりで体温調節がいつも通りしづらいタイミングがあるようで、新しい毛を生やすためにいつも以上に体力も使っているのだとか。

デグーの低体温症の原因・症状とは?冬以外にも注意したいケージの温度管理

我が家では夏は室温28度くらいまで、冬は室温17度くらいまでが限界幅で、あまり極端に温めすぎたり冷やしすぎないように……という感じにしています。

心理的・身体的ストレスはデグーを弱らせることも

デグーは他の動物の中でも特に社会性のある生き物です。群れで行動し、コミュニケーションをとり、彼らのテンポで生きています。飼育環境のストレスはデグーの体だけではなく、心の健康にも影響を与えることがあるのです。

我が家でも、始祖デグーを1匹で飼っていた頃に多忙でほとんど構えない時期がありました。するとまだ2歳くらいの若デグでしたが、どんどんげっそりしていき、動きも鈍くなってしまいました。ごはんも進まず、同じ場所に座るか寝てばかり。ここでは嫁デグーを迎えることで、別デグのように変貌し復活を遂げました。だからこそ「孤独で弱ったんだ」と確信するに至ったのです……。

忙しくてもなるべく時間を決めて構ってあげるのは、デグーの健康を保つために必要なことなのだと学びました。また、慣れない環境、デグーにとって不快な音・匂い、あとデグーは結構目が見えていますから、景観を損なわないように、ケージの場所を配慮してあげるのがおすすめです。

ビタミン生成のためにも、日中は柔らかく日差しが届く場所にケージを置いてあげるとデグーも気持ちよさそうにしています。

デグーの糖尿病には注意が必要

ペットとして飼えるエキゾチックアニマルの中ではデグーは比較的病気にかかりにくい、と言えると思います。ただ懐く動物なので、かわいさのあまっておやつをあげすぎると糖分過多、脂質過多になることがあるんですよね。

先にもお伝えしましたが、デグーは糖の代謝が苦手であると言われています。完全な草食で、チモシーと水が基本の食料。体内でビタミンCを作ることができないので、乾燥野菜を少しおやつにあげたり、栄養が添加されたペレットを補助食品にしてあげる、くらいで十分なのです。

糖分が過剰になるとデグーは糖尿病になってしまいます。すると数日で白内障を発症してしまうのです……!脂質のとりすぎもフケが出て脱毛する原因になったり、高齢などの理由で代謝が落ちていると腫瘍ができるきっかけにもなってしまいます。病気は通院で治せる場合もありますが、やはり弱い小動物ですから寿命に影響するものです。

ついついあげちゃうんですよね。でも、かわいいからっておやついっぱいあげたせいで病気になっちゃうなんて申し訳なすぎますから、ここは飼い主グッと我慢なのです。

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デグーに長生きして欲しい……

さてここからは、デグーに長生きしてもらうために日常でできる基本的なことについて考えていきたいと思います。

デグーの調子が悪くなってから慌てて対策するよりも、日頃から満遍なく気をつけてあげるのが本人にとっても一番いいように思います。食事の急な変化や通院もデグーのストレスになる環境の変化と考えられますから、なるべくいつも通り暮らして健康でいられるスタイルを考えてあげることが大切だと思います。

【まとめ】丁寧に暮らすデグーの健康チェックリスト

ということで、本記事も内容をまとめながら、デグーの健康チェックリストを作ってみました。寿命を伸ばす方法、というと語弊がありますが「最近のうちのデグー、大丈夫かしら?」みたいな確認にお役立ていただければ幸いなのです。

もし「ここにも気をつけた方がいいよ」というポイントがあれば、ぜひメッセージで教えてくださいね!

チェック項目 こんな感じがおすすめ
ケージの日当たり 直射日光はNG。日向ぼっこできる日差しが柔らかい場所と日除けできるスポットが同時にあると良い。
チモシーは食べているか チモシーが苦手なデグには3番刈りまで試してみるのがベスト。アルファルファは脂質・糖質が高いので常用には注意。
おやつの糖質・脂質 おやつの糖質は根菜などに多いのであげすぎに注意。また麦系、タネ系のおやつの脂質もあげすぎ禁物。
音、匂い、景色などのストレス デグーが警戒する高音、騒音、異臭はないか。ケージの外の景色が閉塞的だとストレスを感じるデグーも。
運動はできているか 回し車に興味がない場合は部屋んぽを多めにしてあげるのがベスト。単頭飼いの場合は特に運動不足に注意。
コミニュケーション デグーが寂しがっていないか。構う時間帯を決めてあげると記憶するのでデグーの不安が軽減されておすすめ。
ケージの温度 ケージの温度は1日通して変化する。暑さ寒さから逃れられる場所をケージ内に作りデグーに選ばせるのが良い。
体は清潔か 砂浴びは毛の付け根の皮脂を落とす。デグーは汗をかけないので、皮膚病防止のためにも新鮮な砂での砂浴びは大切。
歯の状態は大丈夫か 歯の色がオレンジか、伸びすぎていないか。余分な栄養のない齧り木を常に用意してあげるのがおすすめ。

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日々の不調を減らす努力をしよう

デグーの中には先天的な疾患や、弱い部分を持って生まれてくる個体もいます。人間と同じですよね。例えばちょっとのことでお腹を壊してしまうデグーもいれば、結構何を食べても大丈夫なデグーもいたりと本当に様々。

デグーを診てくれる病院は数年前に比べて増えましたが、急な環境の変化に晒しすぎないようにするためにも、なるべく食事や習慣などの毎日を見直して、健康を積み重ねていくスタイルが理想なのではと思います。

デグーの寿命はいつかは必ず訪れるもの。けどそれまでの間、少しでも長く元気な体でいてもらえるように、飼い主として一緒に頑張っていきましょうね!

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