デグーの悲しい突然死 。気温?ストレス?先天性?原因を考え続ける理由

デグーの悲しい突然死 。気温?ストレス?先天性?原因を考え続ける理由

デグーをおうちに迎えても、ある日突然死んでしまうことがあります。唐突でつらいお話ですが、実際にそういうことがあるのです。「デグー 突然死 」で検索してみると、突然のデグーの死を受け止めきれない飼い主さんのエピソードがたくさん出てきます。

本記事では、デグーの突然死 の原因で代表的なものをいくつかお伝えしていきます。また、筆者の家でもデグーの突然死 、経験があります。デグーを飼うにあたって、突然死のリスクを知っておくことの大切さも経験談からお伝えしていきたいなと思います。

さらに後半では、デグーのストレスについて考えていきたいと思います。少し長い記事になりますので、何かコーヒーでも用意していただいて、のんびり読み進めていただければ幸いなのです。

degubase筆者情報

昨日まで元気だったデグーが突然死んでしまう

デグーの寿命は5年から8年と言われていますが、それは元から健康な個体が正しい飼い方をされた場合にほかなりません。特に生後1年以内のデグーは突然死することが多く(成体よりもね)、急に体調を崩してその日のうちに……なんてこともあるのです。

我が家には過去に最高で13匹のデグーがキャッキャと暮らしていたことがありました。そのうち家で息を引き取ったデグーは全部で3匹。中でも特に1匹は、生後半年くらいのある日急に動きが鈍くなり、その日の夜に亡くなってしまうという典型的な突然死 でした。

何故気づけなかった?自分を責めるデグ飼いさんへ

寿命フルに使った大往生でない限り、飼い主には「なぜ死んでしまったのか」という、心の翳りが必ずあると思います。デグーのような小動物は、自然界では捕食対象。そのため体調の悪い姿を周囲に見せてしまうと、狙われる危険性が高まります。そんな本能から、彼らは体調不良をギリギリのマックスまで隠す傾向にあるのだそうです。

もしかしたら、数日前から本人だけにわかる体調不良はあったかもしれません。ですが、それを見つけられなかったからといって、飼い主さんは必要以上に自分を責めることはないと思います。体調が悪いのをバレたくなかったのです。弱くて小さい動物だから、そうやって自分を守って、ここまで命を繋いできたんだよね。

大切なのは“突然死 の要因”を考え続けること

「わたしが悪かったんだ」。こんなふうに自分を責めることはない、という考えを先に書きましたが、“突然死の理由”は、ずっと考え続けてあげるべきだと思います。我が家でデグーが突然死してから2年以上が経ちましたが、「あの子なんで死んじゃったんだろうね」と、今でもたまに家族で考えます。

何故かと言えば、まだ我が家には5匹のデグーがいるから。たとえ“絶対”が無くても、同じ苦しみを味わうデグーがもう現れないように、突然死の理由を考え続け、思い当たる要因を脚力排除してあげることが、飼い主に唯一できることだと思うのです。

デグーの突然死、原因として考えられるもの

注:彼は生きています。

ここからは、デグーの突然死の要因として考えられるものを紹介していきます。一般的に言われている突然死の原因だったり、我が家の例で「これじゃないかな」と思われたものをまとめてみました。

先天性の疾患があり子デグのうちに死んでしまう

デグーは一度に3匹から9匹出産します。すると中には、明らかに体が小さいデグーがやっぱりいるものです。そういう子は生命力が弱かったり、気が弱かったり(おっぱい競争に勝てない)、先天的に病気・疾患を持った状態で生まれてきている場合があります。

特に多産の場合、兄弟みんなが全員が完璧に発育してから生まれてくる、とは限らず、まだ弱々な状態で生まれて死んでしまった1匹もいました。こういう子は運よく授乳期を乗り越えたとしても、体が弱いだろうな…と思います。

消化不良や誤飲で器官が詰まってしまった

子供のうちは特に、消化不良を起こしがち。とはいえ、乳離れがまだなのにチモシーやペレットをノリノリで齧っている子も見かけるので、判断が難しいものです。本人がイケると思った時に食べているのでしょうから、あまり気にしすぎなくてもいいと思うのですが、特に授乳期付近のデグーの食事は気をつけてみてあげるのがいいでしょう。

我が家では生後3日くらいで食糞が流行し、みんなしてうんちを食べていました。

あと大切なのが、暖を取るためなどに使う布類。フリース生地を食いちぎって大きい状態で飲み込んでしまったりすると、腸閉塞を起こしてあっという間に死んでしまう、なんてこともあるようです。

デグーは一度口に入れたものを吐くことがとても苦手なので、誤飲が起きそうなものからはなるべく遠ざけてあげてください。

ケージの温度管理がうまくできていなかった

特に生後1年以内の子デグーは体毛が薄く、いわゆる子供の毛の状態です。年2回程度の換毛で、徐々に大人の毛に生え変わっていきますが、薄い毛は寒いし、暑い日の日光ももろに食らいます。単頭飼いの場合、集まって眠る“デグ団子”もできませんから、成体のデグーよりも温度管理を慎重にしてあげる必要があるのです。


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さらに、換毛期は今まであった毛を取り払って、新しい毛を作り出す期間。そのため、とても体力を使うようです。換毛期のときは栄養価の高いおやつで滋養をつけてあげるとか、おまじないかもしれませんが、そんなふうに気遣ってあげるのもおすすめです。

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栄養価の高いおやつといえば、我が家では「大麦」「アマニの種」「青パパイヤの葉」が鉄板です。

グルテンフリーでタンパク質が豊富。消化にも良いので栄養補給アイテムに最適。
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青パパイヤには殺菌効果があり、ペレットによく含まれているグルテンを分解する効果もあります。実も食べられるけど、茎も人気。

また、ケージ内に逃げられる場所を作るのはとても大切。人間の感覚、室温だけで温度管理をすると、デグー本人の体調に合わせきるのは難しいのです。「寒かったらここで寝てね」みたいな暖かい場所を作ってあげたり、デグーに居場所を選ばせてあげられるように、レイアウトを工夫するのがおすすめです。

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我が家では、夏場よくひんやりした瓶の中で寝ているデグーを見かけます。

ストレスやショックが理由で死んでしまうことも

温度管理もできていて、誤飲もない、それでもデグーが突然死んでしまうことはあります。小動物は繊細ですから、ケージ内、外の環境にストレスを感じて次第に弱り、それが死につながることもあるのだそう。もう、そんなのどうしたらいいの、って感じですよね。

ちょっとショッキングな話をさせてください。我が家で亡くなったある子デグ、筆者が買い物から戻ると両手を噛みちぎられて死んでいました。何か喧嘩のようなものをしたのか、出かける直前にあげたおやつを取り合ったのかは定かではありません。両腕がないのに出血の跡も無く、失血死ではなくショック死だったと思います。

とにかくショックでしたが、このことから「多頭飼いの場合、美味しいおやつは必ず人間が見ているところであげる」という新ルールができました。

デグーのストレスについて考える

デグーはストレスで死ぬ……、なんだよストレスって!!
デグーの突然死を防ごうとしている私たちからすれば、ストレス死ほど不明瞭なものはありませんよね。個室が与えられ、綺麗なおべべを着せられて、三食昼寝付きの生活、一体何が彼らのストレスになりうるのでしょう?

というわけで、最後になりますが「我が家の場合、これを直したら格段に機嫌が良くなった」というポイントを「多分ストレスだったのでは?」と解釈して、紹介していきたいと思います。

以下は飼育書由来の確実な情報ではありませんが、これを読んでいる多くのデグ飼いさんのストレス排除のためのヒントになれば幸いなのです。

同室のデグーと気が合わないことも

デグーのおうちは気温や清潔度も重要ですが、多頭飼いの場合には一緒に暮らすデグーと気が合っているかでかなりテンションに差が見られます。

我が家ではデグーの成長の都合で、ちょこちょこルームメイトが変わったり、単頭飼いになったりすることがあります。デグーは社会性の高い動物ですが、まるでケージ内での自分の役割がわかっているかのように振る舞います。

一方が元気いっぱいであればもう一方は少し控えめに、一方があどけなければもう一方はお世話役にまわるのです。自然界では群れで生活するデグー。喧嘩がなければ多頭飼いは推奨されますが、パワーバランスが保たれているか気にしてあげるのは大切です。

どちらかが十分にご飯を食べられていなかったり、眠りを阻害されていないかを頻繁にチェックしてあげて、必要であればケージを別にしてあげる対処も考えてあげるのがいいと思います。

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ケージ内にお気に入りの場所はある?

皆さんのお家のデグーには、お気に入りの場所ってあるでしょうか。
「部屋んぽの時、いつもここでおやつ食べるよね〜」とか「いつもそこでお昼寝するね〜」みたいな彼らのお気に入りスポット。ちなみに我が家のデグーは、窓際が大好き。窓際で外を見ながらであれば、大体の物は食べてくれます。

逆を言えば「気に入らない場所」もあるんじゃないかな、と思うのです。例えば、暗いとか明るいすぎるとか、人には気にならない音がデグーにはうるさいとか……。

デグーは結構目が見えているので、ケージから見える景観は案外重要だったりします。ここじゃあ落ち着かない、と思うとたとえケージの中でもごはんをあまり食べてくれないことも。

ケージ内でのデグーの行動を観察して「いつも日陰にいるな、日が当たりすぎなのかな?」など、彼らの負担になりすぎない程度に、ちょこちょこ環境をアップデートしてあげると、ストレスの原因を潰せるのでおすすめです。

ケージが狭い、汚い

ケージの中の掃除って、皆さんどのくらいの頻度でしているものなのでしょうか。
個人的には1週間に1回くらいが普通かな、と思っていたのですが、2日に1回掃除する飼い主さんもいるようです。

確かに掃除も週1だと日が経つにつれ、デグーもなるべく綺麗な場所で寝たり、おしっこのかかったチモシーやペレットを避けて食べたりと、なんとな〜く不満そうにしています。掃除直後のケージにデグーを戻すと、心なしかテンションが高く見えるというのはデグ飼いあるあるではないでしょうか。

さらにケージのサイズについてですが、普通サイズのデグーであれば「40ハイ」のイージーホームで十分な広さです。もし、同じケージで2匹飼うのであれば、40だとちょっと狭い。「60ハイ」くらいの広さが良いと思います。

巨デグ、多頭飼いにはこちら。広さ十分なのでレイアウトしやすいです。

ただこれらはあくまで目安。我が家の場合、最初に飼ったオスデグーが300gを超える巨体に成長してしまい、明らかに40ハイではミチミチと狭そうにしていました。単頭飼いでしたが60ハイメッシュのケージに引っ越したところ、ケージ齧りが途端に落ち着き、6歳を越えた今でも悠々自適に60ハイメッシュ単頭暮らしを満喫しています。

ケージが気に入らないと常に外に出たがりますし、もちろん放し飼いなんてできないので希望が叶わず、デグーのストレスも蓄積していきます。1匹だから40!と決めずに、個々の運動量や体のサイズ、本人の機嫌などを考慮してケージのサイズを決めてあげるのがおすすめです。

ケージ内で「外に出せ!」と大暴れするようであれば、ケージが狭くてストレスを感じている可能性もあると思います。ケージのサイズアップや、レイアウトをスッキリさせてあげるのも良いかもしれません。

寂しい、かまって欲しい

1匹飼うか、それとも2匹か……こればかりは、飼い主の事情があるのでどうしようもないことですよね。
デグーは野生下では集団行動をする動物です。社会性があるので、他のデグーと関係を作りたがる本能がある様子。
我が家でも単頭飼いしていた頃は、かなり寂しがっているように見えました。

2歳くらいからあまり活動しなくなり、昼夜問わず寝てばかり。ペレットというか人生に飽きたみたいで、食べない。
「あれ、このまま死んじゃうのかな」と不安でした。ある日帰宅して、西日に照らされてひとりポツ……、と座っているデグーを見たとき「こりゃいかんな」と感じたものです。

その後、嫁デグーを迎えたらたちまち元気ハツラツになり、食欲も元どおり。16児の父になり、体調を一切崩さず6歳を超え、今では立派なじいさんです。

「あのときちょっと鬱だったよね」と、今ではすっかり笑い話ですが、寂しさを放置したらどうなっていたのだろう、と考えることがあります。

デグーの寿命はどのくらい?長生きしてもらうために大切なポイントまとめ

ぬいぐるみを大事にするデグーも結構いるようで、寂しがりが気になる単頭飼いさんには手軽でオススメです。また、人に構ってもらえないとしんどいタイプのデグーもいます。特に単頭飼いの場合は、コミュニケーション相手は、もっぱら人間頼り。もし、人間好きなデグーであれば、なるべくデグーから見える位置で行動してあげるようにすると落ち着くことがあります。

我が家では、あまり放っておきすぎると自分の肉球を噛んでしまう自傷癖のあるデグーがいます。キャスター付きのケージを選び、家にいるときはコロコロとお互い目の届く位置に移動させることで、肉球を噛んで流血することがなくなりました。

ちなみに、デグーの自傷癖には肉球を噛む以外にも、自分の手の甲の毛を噛んで抜いてしまったりする例もあります。つきっきり、は現実的ではありませんが、人がご飯を食べるときに見えるところで食べてあげるとデグーも一緒に食べ始めたり、見えるところで人が昼寝するとデグーも一緒に寝たりします。“群れの一員”っぽく振る舞ってあげることで、デグーの寂しがりを少しは解消できるのではと思うのです。

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